飛鳥時代に瓦が日本に伝来
瓦が初めて日本に伝来したのは飛鳥時代。それまで、板葺きされていた寺院を中心に、徐々に瓦が使われはじめました。
江戸時代に一般家屋に瓦が普及
江戸時代に入って、「葺き重ねが大きい」「重い」などの欠点が改良された日本式簡略瓦が誕生。一般の民家に瓦が普及する土台となりました。当時の江戸では火事がひんぱんに起こり、幕府では飛火に対して安全な瓦葺きを推奨しました。これを契機として、寺社や武家屋敷などに限られていた瓦屋根が、一般屋根にも取り入れられるようになったのです。
関東大震災を機に軽量の屋根材が登場
時代は転じて大正12年。関東大震災は瓦の軽量化を促す大きなきっかけとなりました。金属系、天然スレート、セメント系など種々の屋根材が生まれ、関東地方にその需要を伸ばしました。
東北など多雪地帯でも、瓦は凍害やスガモレ現象から敬遠され、かや葺きから金属系屋根材へという経緯をたどっています。
関西では粘土瓦が人気
一方、古くからの粘土瓦の生産地、消費地であった関西地方では、屋根材の軽量化の必要が説かれながらも、粘土瓦はいまだに根強い需要を保っています。

